染織 いとをかし

糸を染め、着物や帯を織っています。染めや織りにまつわることや、日々のよしなしごとを綴ってまいります。

無事に

おれました!

今度こそ?!着尺が(笑)

その前に織っていた桜の反物2反と合わせて地入れに出しました。


桜は縞と

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小格子

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糊が落ちてこざっぱり。

もう1反は経緯ともに生糸で光沢のある組織織

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淡いグレーと同色で少し濃いグレーの細縞。染料はコチニールを使用しました。


地入れはお湯に通すことで糊が落ち、絹の持つしなやかさが出るのと、目が通るのでスッキリした姿になります。

桜の2反は真綿糸を使っており、糊が落ちて柔らかい風情になるのは、ある程度想定内だったのですが・・・

生糸の反物も今回は、なんと言うのか…色っぽくなって返ってきました。

エステ帰り?

すみません、エステ行った事がないから分からないのに言ってみました(笑)

織っている時は糸を張っているので、織り上がった時はまだ張りつめてる状態なのでしょう。

温泉に入ってリラックスして戻ってきた感じでしょうか。

同じ糸使い・織り方でも、今までにはあまり感じなかった仕上がり感だったので、嬉しい発見でした。


実際に織ってみないと分からない事ばかりですが、分からないぶん楽しみながら・工夫しながら織っていこうと思います。