桜の反物もあと1丈ほど。
次の帯の準備もぼちぼち取りかかっています。
ザックリした大きな経緯絣。
先ず、経緯の糸を地色に染めます。
地色の染めは桜の鉄媒染。
桜は最初に煮だす染液で染めると(アルミ媒染で)茶みが出るので、綺麗なピンク色を染めるには煮だす回数を重ねます。
ちなみに。
いま織っている糸は、3~12回目に煮だした染液を使っています。
茶みが出る1・2煎目の液を鉄媒染して、今回の帯に使いました。
絣の柄に合わせて、経・緯糸それぞれを括り(妨染)染めます。
絣はクッキリと色が違うほうが織りやすいですし、メリハリが効くのですが…ついつい同系色にしがちです。
絣部分は緑茶の鉄媒染にしました。
緑茶は飲んだ後の出がらしを使います。
紫みのあるグレーに染まり、とても好きな色です。
絣を染めるついでに、次の次あたりに使う真綿糸も染めました。
桜と緑茶。
なんだか美味しそうな組合せになりました。織り上がりはどんな風になるでしょうか…楽しみです♪