染織 いとをかし

糸を染め、着物や帯を織っています。染めや織りにまつわることや、日々のよしなしごとを綴ってまいります。

てくてく

コブシの花が咲き始めましたね。

春の足音が近づいてきています。


まだまだ間に合う…と思っていると、あっという間に会期が迫ってしまう展覧会。

時間がとれたので、ふだん縁のないオシャレタウンを歩き回ってまいりました。


先ずは「田島享央己木彫展~彼は何故これを彫ったのか?~」

蔦屋書店代官山(2/21~3/22)


田島さんの作品が、オシャレなお店に並んでいるのを、オシャレと程遠い姿で眺めてきました。

作品は相変わらずの可愛さ。

田島さんの作品を見ていると、ついついニヤニヤしてしまいます。

ハシビロコウ・ネコ・ヤギ・カッパと、可愛いメンバーがオンパレード♪中でもツルの可愛さが突き抜けていたかしら。

以前からお写真で拝見していた綺麗なお姉さんの彫刻。本物の美しさは息をのむほど。思わずウットリ。仏師の血筋を感じました。

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作品を買える甲斐性がないので(笑)ポストカードを買ってホクホク。

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続いて「小原古邨展」

太田記念美術館(2/1~3/24)

東京で初めて開催される古邨を紹介した展覧会。日曜美術館を見て、本物を見たいなぁ…と思っていたので、とってもワクワク。

版画だと解っていても、え?肉筆?!と思ってしまう、線の質感と色合い。ガラスに張りつくように見てしまいました。

雀に鳩に烏や鷺。鳥の可愛さがたまらんでした。

肉筆の原画や試し摺りの展示もあり、とても良かったです。

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このポスターになっている「踊る狐」は前期の展示だったためお目にかかれず…残念でした。

代官山から渋谷を経て原宿方面へ。都会は人が多い!と思いながらてくてくと歩き回る、眼福な1日でした♪