赤や黄色に色づいた木々が美しい季節ですね。
カサコソと地面を舞う落ち葉を見ると踏まずにはいられず、ドングリを見れば拾わずにはいられず、道を歩くのが忙しい季節です(笑)
一崩しの反物が織り上がり、検反(糸の始末やお掃除)して後は地入れに出すのみ。
どこからが傷で、どこまでが味なのか…節糸の味わいの範囲については、毎度の事ながら悩みます。
織っている時には「これは味!」と思っているのに、検反していると「ううむ、これは傷かも…」と思えてきて。
細い木綿糸の模紗織りのストールも3枚織り上がりました。
これからフサをヨリヨリして仕上げ。
もっとフワッとクシュッと、ラフな感じにしたかったのですが、なんだかお行儀が良くなってしまう…
織ってる人間のガサツさが欲しいのに…にじみ出る繊細さ?いや、糸が綺麗なだけなのですけどね(笑)
着尺もストールも反省点が色々あり、もっと糸の持ち味を布に活かせるようにしたいなぁ…と思っています。
次の着尺は可愛らしい色のアジロの紬です。
冬に向かう中、優しい色と向き合えるのが楽しみです。